Uのあたまのなか

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第二十九回文学フリマ東京に行ってきた

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2019/11/24(日)に開催された、第二十九回文学フリマ東京に行ってきた。

 

5月に初めて参加して、今回で2度目。いずれも買う側としての参加なので手ぶらでいけるから楽チンだ。webカタログがあるので事前にある程度の目星をつけておこうという気持ちは生まれるのだが、出店数の多さと持ち前のめんどくささがたたって結局下調べ無しになってしまう。

 

前回ジャケ買いしたら見事感性にベストマッチした清水恵利子さんが今回も新刊を携えて参加することを知っていたので、それだけが楽しみだった。

 

 

開場時間の11時を少し過ぎたくらいに流通センターの広い会場に入る。場内には規則正しく整理されながら所狭しと出店されており、その時点でもう興奮はMAXだ。私は会場の端から端まで、まずは買わずにひと通りただ見て回るのがすきだ。ウィンドウショッピングをしながら気になる本に当たりをつけた上で、二巡目で買う。

 

ただ、今回唯一買う気でいた清水恵利子さんの新刊だけは売り切れなんてことになったら本末転倒なので、一巡目で買おうと思ったのだが、まだ設営中の様子だったのでいまいくのはタイミング的に悪いかなと思い、おとなしく二巡目に回すことにした。

 

なんとなくだが、今回小説系が多めな印象だった。前回は評論とか割と多い気がしたのだが今回は端の方に数列だけって感じ。

 

今回は食事を済ませてからきたので、ターリー屋はスルーして水出しアイスコーヒーだけ飲んだ。美味しかったけどなんか好みとは少し違ったかな。ちょこちょこ買いながら、なんだかんだで13時過ぎには満足できたので会場を後にした。

 

戦利品は以下の6冊。

 

『コインランドリー瞑想』清水恵利子f:id:U_complicated:20191124193112j:image

 

『おまえら、まだ生きていたのか』古賀及子
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『台湾的旅遊風景 あのバスの行き先は何処へ続いているのだろう編』千屋谷ユイチ
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『増殖』和清
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『令和の怪談』machidania.
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『タピオカ禁止法』宮野影一
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今回の収穫としては、清水恵利子さんの新刊を手に入れたということの他に、清水さんがTwitterで購入報告していたことにより知ることができた古賀及子さんの存在が大きかった。今回購入した『おまえら、まだ生きていたのか』は古賀さんがはてブで書いているブログをまとめた書籍なのだが、これが面白い。爆笑とかそういうことではなく、日常が感じられて染み入るように面白いのだ。

 

作風が好みの人が好みのものは、やはり好みなんだなぁと改めて感じた。たまたまかもしれないけど。

 

あと、出店意欲が増した。出店されている方々からは楽しんでいるという雰囲気が一様に感じられて、それがとても羨ましくて、ただ指を加えて見ているだけの自分が情けなくて、悔しくて。

 

次回東京で開催される文学フリマは2020年5月6日。ここは思い切って出店申し込みをしてみようと思う。実際のところ書いたものが売れるかどうかというのは問題ではない。あの場で存分に楽しむことができるかどうか、ただそれだけだ。