Uのあたまのなか

おっさんです。思ったことや感じたことを吐き出す場所としてブログを立ち上げました。

私立恵比寿中学を知って後悔した話

私立恵比寿中学を知ったいまとても後悔している

釣りタイトルのようになってしまって申し訳ないが、後悔しているのは事実だ。といってもネガティブな意味ではなく、私立恵比寿中学(通称エビ中)をもっと早く知りたかったという後悔である。


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エビ中を知ったのは今年2018年5月ごろで、それからまだ数ヶ月しか経っていないにもかかわらず、毎日曲を聴くし動画も見る。正直に言おう、どハマりしている。なぜこんなにもどハマりしたのか、その理由を一つづつ説明しようと思う。

きっかけは椎名林檎トリビュート

エビ中という名前こそ知っていたが、それ以外の知識はまったく持ち合わせていなかった。人数にしても見た目にしても意識したことすらないほどで、そんな私がエビ中に興味を持つきっかけになったのは椎名林檎トリビュートの中でエビ中がカバーした「自由へ道連れ」だった。もともと椎名林檎は好きだったのでトリビュートアルバムも楽しみにしていたのだが、異色ともいえるアイドルの起用に目を引かれた。それと同時に、どうせアイドルなんだから椎名林檎の楽曲といえど出来栄えはたかが知れてる、なんて今では考えられないが、その時点ではとても甘く見ていたのだった。

そんなバカにした態度を改めることになったのは、エビ中が公式でアップしている「自由へ道連れ」をライブで披露した動画を見た瞬間。一気に引き込まれた。椎名林檎の模倣ではなく、自由へ道連れをしっかりと自分たちのものにしていた。歌い方にしてもメンバーそれぞれが自らの持ち味を発揮している、そう感じたのだ。そして何より楽しそうに歌い踊る姿が魅力的で好印象だった。こうなると途端にエビ中のことをもっと知りたくなってしまうのは当然のことであろう。

個性豊かなメンバー

エビ中はメンバーの移り変わりが多いグループだと思っている。過去には10人を超える時期もあったみたいだが、そこのところはまだ新規ファンなのであまりわかっていない。(詳細はWikipediaを参照)現在のメンバーは6人。エビ中メンバーは出席番号という加入順に沿った番号を各自割り振られているのでその順に紹介しよう。出席番号3番の真山りか、出席番号5番の安本彩花、出席番号ラッキー7星名美怜、出席番号10番の柏木ひなた、出席番号11番の小林歌穂、出席番号12番の中山莉子の6人だ。現在は現役中学生が一人もおらず、挙句の果てには成人しているメンバーまでいる状態なので、もはや中学生というのはコンセプトでしかない。

どのメンバーも非常に個性的だ。真山りかはメンバー最年長の20歳(※ご指摘いただいたので修正しました!)21歳で唯一の初期メンバー。筋トレマニアでさらにアニメ好き。安本彩花はメンバーの中でも特に人見知りで、お父さんと非常に仲がいい。その歌声、表現力はとてもエモーショナルでライブではその真価を発揮する。星名美怜はメンバー1女子力が高く、大学に進学するなど才女でもある。柏木ひなたは抜群の歌唱力でエビ中の歌姫的存在。また事務所NGがでるほどのえぐい変顔を得意とする。小林歌穂エビ中で唯一人見知りをしない。独特の雰囲気と非の打ち所のない優しさを持っている。中山莉子は普段はもじもじしがちだがライブでは野獣のような激しさで引っ張っていくなど未知数のポテンシャルを持つ。

一際目を引く存在、小林歌穂

そんな個性豊かなメンバーの中で私が特に惹かれたのは小林歌穂だ。ぽーちゃんという愛称で親しまれ、とても柔らかく包み込むような歌声が武器の彼女。とくに「ちゅうおん」という生演奏がコンセプトのライブでの歌声は優しさの塊かよ!と思うほどで、ずっと聴いていたくなる。トリッキーな動きや表情、オットリしつつも芯のある自然体な姿がまた魅力的で、ついついみてしまう。とても笑い上戸で些細なことでも「はははは」と明るく笑い放つ姿に自然とこちらも笑顔になる。とはいえ、ぽーちゃんだけが好きというわけではなく基本的には箱推し(グループ全体が好き)ということだけ念の為言わせてほしい。

安定した歌唱力と表現力

エビ中はメンバー全員が安定して歌唱力が高い。正確には中山莉子はまだ発展途上とも言えるが、それでもパワフルな歌声は持ち味として確立されているので問題ない。他のライブ動画を見てみたが、踊りながら歌ってるにもかかわらずうまい。やはりライブでうまいアーティストに私は弱い。過去のライブでは年齢的なこともあり幼さを感じるが、最近は安定しているように思える。通常のライブでもそうだし、先述の「ちゅうおん」のようなダンスなしで歌声を届けることをメインとしたライブでは特に歌唱力の高さを実感できる。アイドルにもかかわらず、歌声が顕になる言い訳のできない土俵でしっかりと実力を示すことができるところが素晴らしい。

聴けば聴くほどハマる楽曲たち

エビ中にはこれぞアイドルというようなポップな曲もあれば、凛とした曲もあったりしてあきさせない。1stシングルの「仮契約のシンデレラ」や「誘惑したいや」、「未確認中学生X」は王道のアイドルソング。「大人はわかってくれない」みたいな辛辣な曲もあれば、日記みたいなほんわかソングもある。「いい湯かな」のようなバラードもあれば、「HOT UP!」のようにゴリゴリのロックチューンもある。そんなバラエティ豊かな楽曲によって、メンバーのさまざまな表情や表現をみることができるからたまらない。個人的には「誘惑したいや」は何度も聴いてしまうエビ中ベストソングだ。

まだまだ発展途上なのでこの先が楽しみ

エビ中は来年で結成10周年のようだが、まだまだ完成されたわけではないと思っている。最近ファンになったばかりのくせにこんな偉そうな発言をするのはどうかと思っているが、本心だ。知名度ではまだまだだし、ファンではない人たちでも知っているような曲があるわけでもない。だけどメンバーも楽曲も素晴らしいのだから、近い将来ももクロのようなメジャーな存在になる日が来ると信じている。仮にそうならなかったとしても、こうして応援できることには変わりないのだからそれだけでも十分とも思っている。とにかく1度ライブにいってみたい。