Uのあたまのなか

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【感想】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 第2話

ジョルノの生い立ち話からはじまる

今回はジョルノの幼少時代の回想から始まる。ジョジョ5部は原作だとジョルノだけに限らず、メインキャラ全員生い立ちというか過去のエピソードが語られるから、バックボーンを知ることができてより感情移入できるのが好きなポイントでもある。

母には放置され義父に虐げられていたジョルノがたまたま見知らぬ男の窮地に遭遇し、ほんの気まぐれからその男を救ったことで人生が変わる。その男がギャングだったからだ。決して接触を図ることをせず、その男はジョルノを遠くから見守るのだが、そのことでジョルノは真っ直ぐな人間になっていく。


回想シーンでアニメオリジナルのシーンが追加されてたよね。ジョルノが救ったギャングの男に親父を殺された少年のシーン。あのシーンを入れたことで、ジョルノがまっすぐ育ったという部分を補強する意図があったのかな。正直あまり必要性を感じなかったけど。

ゴールド・エクスペリエンスに殴られたらこんなことになるのか

回想が終わり先週の続きのシーンに。

これまでゴールド・エクスペリエンスで人を攻撃したことがないからどうなるかわからず不安なジョルノだったが、ブチャラティを前に覚悟を決め、ついに一撃をくらわす。今度は殴られたブチャラティ目線になる。力がみなぎりジョルノの動きが鈍く見えるようになったことで勢いづくブチャラティ。しかしそれは勘違いだった。

ジョルノの動きが鈍くなったのではなく、ゴールド・エクスペリエンスに生命エネルギーを与えられたことで、ブチャラティの感覚だけが暴走していたのだ。そのままゴールド・エクスペリエンスのパンチがブチャラティの左頬を捉える。ブチャラティはゆっくりとそしてはっきりと痛みを感じる。ジョルノのスタンドの恐ろしさを身をもって体感したブチャラティは、真っ向勝負ではなく一旦ジョルノから離れ距離を取った上での攻撃に切り替えるのだった。

あっさりと見破られる頭脳プレイ

ここでブチャラティを逃したら確実に不利になると悟ったジョルノは必死にブチャラティを追いかける。路地に入ったところでブチャラティスタンド能力で偶然居合わせた4人の通行人たちの誰かの中に入り込む。1/4の確率でどの男の中にブチャラティが入っているのかわからず焦るジョルノ。

うまく逃げおおせようとするブチャラティだったが、不意にまとわりついてきたハエをはたき落とした瞬間、ダメージを受けて正体を表すこととなる。

そのハエはジョルノが仕込んだ罠だったのだ。先程殴ったときに落ちたブチャラティの歯をスタンド能力によってハエにし、持ち主であるブチャラティのもとへと導かせたのだった。正体を見破られたブチャラティはジョルノと真っ向から戦う決意を固める。

ジョルノ決死の一撃

ジョルノの攻撃を受けると感覚が暴走してしまう、ジョルノはそれ狙いで先制攻撃を仕掛ける。見事腕に命中し、ブチャラティの動きを封じたかに思えたが、意に介さないブチャラティの反撃を受けてしまう。実は攻撃の命中した腕はブチャラティの腕ではなかった。さっきまで入り込んでいた少年の腕と自分の腕を交換していたことで感覚の暴走を回避したのだ。

一気に優位にたったブチャラティはとどめを刺そうとする。しかし、ジョルノは自分の左腕を力づくでちぎると、リーチの長くなったその腕でブチャラティをカウンターを叩き込んだのだ。そして再び感覚が暴走するブチャラティ。ジリジリと歩を進めるジョルノに対し、この感覚が暴走した状態で連続攻撃されたら痛みで死んでしまうと恐怖する。もうダメだ…そう思った瞬間、ジョルノはブチャラティを通り過ぎ、攻撃圏内を出てしまう。「なぜだ…?!」動揺するブチャラティ。ジョルノがとどめをささなかったのには理由があった。

ギャングスターという覚悟の夢

ジョルノはブチャラティがいい人だとわかったからとどめを刺さなかった。なぜいい人だと思ったのか、それはさっき入り込んだ少年の腕に麻薬の注射痕があり、それを見たブチャラティが一瞬動揺したことに気づいたからだったのだ。さらにジョルノは、ブチャラティはそんな自分の仲間になると言い放つのだった。ブチャラティは自分がギャングでありながら、少年すら溺れるほど麻薬がはびこる街のこの状況と、そんな状況を生んでいるのが自分の所属するギャングのボスであるという事実に憤りを感じていた。そしてジョルノも同じ思いを秘めている。だからこそジョルノは街から麻薬を無くすために、ギャングスターになることで諸悪の根源を絶つ覚悟をした。その覚悟をブチャラティに伝えるのだった。

というところで第2話が終了。今回はジョルノのバックボーンとゴールド・エクスペリエンスの能力、さらにブチャラティの本心とジョルノの覚悟が一気に判明した回だった。ブチャラティが通行人の身体に入り込んだシーンが意外とあっさりバレてちょっと拍子抜けした。でもまあそこまで引っ張るほどのことでもないし仕方がないよね。人生が変わるきっかけになった男がギャングだったのに、その男に憧れてっていうわけではなく確固たる目的のためにギャングスターになろうとするところがジョルノのカッコよさ。とはいえ深い部分では多少影響受けてるのかな。ジョルノの目的を知ったブチャラティが来週どういう反応を示すのか楽しみ。(原作で知っているけどね)

To Be continue...