Uのあたまのなか

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水曜どうでしょうDVD第28弾「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 完結編」を買った!

水曜どうでしょうって知ってる?

水曜どうでしょう」(イントネーションは金曜ロードショーと同じ)というのはバラエティ番組だ。詳しく知らない人でも、大泉洋が出ている北海道のローカル番組ということくらいは知っているのではないだろうか。私は日本で最も有名なローカル番組だと思っている。

1996年10月10日(10月9日深夜)に放送を開始。レギュラー出演者は鈴井貴之大泉洋、ロケ同行ディレクターは藤村忠寿ディレクター(以下「藤村D」)と嬉野雅道ディレクター(以下「嬉野D」)の2名。基本的にこの4人が無謀な旅をし、その模様を放送する。放送開始当時は固定の出演者・企画を設定せずに、前身番組である『モザイクな夜V3』の延長線上の番組として様々な企画を行っていたが、そのうちの一つである「鈴井・大泉による旅メインの企画」が人気となったことから、1997年後半には旅企画へと一本化し、現行の出演者とディレクターがひたすら会話を繰り広げていくスタイルとなった。番組初期に放送された「鈴井・大泉の旅企画」以外の企画については初期企画の項を参照されたい。 番組の放映開始当初から「低予算」「低姿勢」「低カロリー」の「3低」をモットーにしている。初期は数回分の製作予算での日本国内での移動が多かったが、後期になると数か月分の制作予算を一気に使って行く日本国外への旅がメインとなった。 2002年9月25日にレギュラー放送を終了。その際に「今後、一生続けられるペースで『水曜どうでしょう』をやっていく」と宣言(いわゆる『一生どうでしょうします』宣言)。レギュラー放送終了後は不定期での新作放送や、過去に放送された企画の再放送・DVD化が行われている。また、テレビ放送以外の形でファンを楽しませることを目的として、『どうでしょう本』の制作や『水曜天幕團』による演劇公演などさまざまな番組関連企画が行われている。
引用元:Wikipedia

私が水曜どうでしょうを初めてみたのはいつだったか、正直覚えていない。覚えているのは、高校卒業後に2004年に放送された「ジャングル・リベンジ」という企画を収録したDVDをローソンのLoppi経由で購入したことだ。それが本格的にハマるきっかけになり、地上波での再放送などでだんだんとのめり込んでいったのだ。


いつ見ても何度見ても、水曜どうでしょうは面白い。出演者である大泉洋鈴井貴之、スタッフにもかかわらず声や姿が入り込む藤村ディレクターに嬉野カメラマンの4人がただ旅に出るだけなのだが、非常に面白い。それは企画自体のバカバカしさに加えて、大泉洋のボヤキやツッコミ、鈴井貴之のダメ人間っぷり、藤村Dの傍若無人な振る舞い、嬉野Cのふと見せる存在感が絶妙なバランスで混ざり合って成り立っているからだろう。

2007年に放送された傑作!

今回のDVDをに収録されているのは「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 完結編」という、いまから12年前の2006年8月末に撮影された企画。放送は2007年で当時リアルタイムで見ていた記憶がある。(ウィキペディアいわく山梨は2007年2月放送だったみたい。)全部で9週に渡って放送された企画なので、DVDでの収録時間は全部で276分(4時間36分)となかなかのボリュームだ。

どういう企画かというと、レンタカーでヨーロッパすべての国を走破するという目的で、過去2回に渡り行われたが4ヵ国が残ったままになっていたので、完結編と題して走破しようというもの。(アイルランドのみ距離が遠いという理由でなかったことにしたため20ヵ国になった。)今回12年の時を経てようやくDVD化されたので予約して購入してみた。

DVD外観など

ジャケットは本編の爆笑シーンである、日焼け止めを塗って顔が真っ白になった大泉洋がルームミラーに映り込むシーン。フタを開けると、ディスク2枚、チャプター詳細が記載された冊子、「発射藤やん」という輪ゴムを使った工作のおまけが収められている。

水曜どうでしょうのDVDの冊子は、かなり詳細なチャプターが記載されている。通常チャプターの表記はサブタイトル的な1文だけだが、水曜どうでしょうDVDの場合は代表的な会話や出来事が記載されているのだ。これが非常に便利で、チャプター再生をするときというのはたいてい見たいシーンが決まっているので、記憶を頼りに選んで失敗をすることなくダイレクトにそのシーンにたどり着くことができるのだ。

見どころは「小林製薬の糸ようじ」

水曜どうでしょうはすべての企画に見どころがたくさんあるのだが、例に漏れず本作も見どころ満載だ。

  1. 企画開始前夜に足を捻挫する藤村D
  2. 礼拝の列と間違えて博物館に入ってしまう
  3. イタリア風にガイドブックを読み上げる大泉洋
  4. ワインを飲み泥酔した挙げ句車内で苦しむ大泉洋
  5. 疲労で夜な夜な吐いてしまうミスター
  6. ホテルのミニバーの支払いで揉めて車内で言い争う大泉と藤村D
  7. 大泉洋のものまね「いとこのみっちゃん」
  8. 大泉洋のものまね「小林製薬の糸ようじ」
  9. 日焼け止めクリームで顔が真っ白になる大泉洋
  10. アレルギーで両目がものもらいみたいになる大泉洋

代表的なシーンを挙げただけでこれだけある。どれも面白く、個人的なベストは「小林製薬の糸ようじ」だ。初めてみた際に本当に悶えるほど爆笑した。僅差で「いとこのみっちゃん」かな。本人を知らないにもかかわらず、似てると思ってしまうほどクオリティが高く、単純になまった感じと言ってることの適当さがたまらない。大泉と藤村Dの車内での小競り合いは「これぞどうでしょう」と言わんばかりの安定感で何度見ても涙がでるほど面白い。

「疑似ヨーロッパ旅行」という観点でも楽しめる

私は旅番組が好きだ。NHK世界ふれあい街歩き」やTBS「世界ふしぎ発見!」など、昔からよく見ている。先日台湾に行くまでは海外に行ったことがなかったので、海外に対するあこがれや興味をそうした旅番組から得た実際の映像や空気感で満たしていたのだろう。この水曜どうでしょうもそうした私の欲求を満たしてくれる要素にあふれている。例えば、カメラがハンドカメラなので一般の旅行記録ビデオみたいな臨場感があったり、名所を紹介するだけではないためマイナーな地域やお店を知ることができたり。バラエティ番組としての面白さだけでなく、水曜どうでしょうには自分が実際に旅行に行ったかのような感覚を味わうことができるという魅力がある。車内からピサの斜塔を発見して「おぉ!あれあれ!」ってテンションの上がっている瞬間は普通のバラエティだとそうないシーンでしょ。

DVDだけの「副音声」という贅沢な特典

水曜どうでしょうには副音声が収録されていて、藤村Dと嬉野C、大泉洋鈴井貴之らが映像を見ながら当時を振り返ったトークをしたり、全く関係ない話をする、いわゆるオーディオコメンタリーである。これがまた面白い。あの時こうだったなんて会話も、この前あった話みたいなDVDの内容と全く関係ない愚痴や文句だったりもするので、本編とは異なる楽しみなのだ。さらに副音声も先述の収録時間分だけ収められているので、たっぷり4時間半近くトークを聞くことができるということになる。

目標はコンプリート

これまでに私は、DVD第1弾「原付ベトナム縦断1800キロ」とDVD第5弾「北海道212市町村カントリーサインの旅/宮崎リゾート満喫の旅/韓国食い道楽サイコロの旅」をすでに購入していたので、本作で3本目だ。現在リリース済みの作品だと残りは25本となるので、まだまだ集める楽しみが待っているということになる。企画自体は全て見たことがあるので内容はわかっているが、DVDで追加収録される未公開シーンや副音声があるので新鮮さは充分だ。今回はオフィスCUEのオンラインショップで予約購入したので、送料込みで6千円弱だった。DVDのリリースはだいたい年に1本か2本なので、過去作を徐々に購入していきながら合間で新作も購入という感じであれば無理がないのではなかろうか。正直水曜どうでしょうを24時間365日放送するチャンネルがあったとしたら、ずっとつけっぱなしでも飽きないと思っているので、DVD買ってすぐに見なくなるということはないので安心してほしい。(誰に向けての発言かは不明)

私のこんなつたない文章で、水曜どうでしょうを見たことがなかったり詳しく知らない人の中で少しでも興味を持ってくれた奇特な方がいたならば、ぜひ一度まずは見てほしい。YouTubeでもアップされていたりするので、ぜひこの面白さを味わってみてはいかがだろうか。